全生寮の歴史
島商は,昭和31年に島原高校より分離独立しました。しかし,最初から全生寮があったわけではありません。全生寮実施のきっかけは,昭和34年の冬休みに起きた生徒の非行問題でした。 このような事件の再発を防止するためにも,いかなる状況の中でも誤らない行動基準を集団生活の中で体得すべきだという構想が固まっていったのです。 当時も賛否両論あったようですが,PTAの賛成も得て,島原高女時代からの寄宿舎を利用し,集団生活指導が実施されることになりました。昭和35年,男子生徒のみが対象でした。 「全生寮」と命名されたのは・・・他と共に生き,他を生かすことで自分も生きるという,自他一如の精神から。以後,全生寮は新入生の全生寮教育,部活の合宿,その他の教育活動等に幅広く活用されてきました。 女子生徒も対象となったのは,全生寮が新築された昭和53年から。昭和58年には2階が増築となり,今の全生寮は,より充実した環境となっています。
全生寮本旨
一 自己のうちに もてる全てを 発揮して 生きよう
一 全ての 他の人を 生かそう
一 全ての 人とともに 生きよう
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