今年度、建築科の授業で取り組んだ課題研究の内容を紹介します。
課題研究とは、3年生が一年間各班のテーマに沿って自主的に活動を行うもので、今年度は6つの班を編成し学習していきました。各班の取り組みの様子を紹介します。
【住宅模型班】
「こんな家にすみたいな」というテーマで将来自分が建てて住む家の設計、模型作りを行いました。図面はJW CADを使って描きました。2級CAD検定を取得していましたのでスムーズに描くことができました。模型も外形だけでなく1階と2階分解でき、内部も見れるよう工夫しました。
【なんでも屋さん班】
将来や高校生最後の目標として技能検定【建築大工】2級・3級に取り組みました。鋸、鑿、鉋などの大工道具を使用し課題の小屋(屋根)組みの模型を製作します。また、その他にも木製バットやバチの製作、学科の紹介ポスターや動画の制作も行いました。
【地域貢献班】
校内・地域貢献活動を行いました。校内の修繕が必要な箇所を手直ししたり、図書館の本棚の製作を行いました。喜んでいただいたときはとても嬉しく感じました。ものづくりを通して誰かの役に立つという経験は、貴重なものとなりました。
【コンペ・出前授業班】
出前授業の計画と2つのコンテストに応募する活動をしました。中学生に建築やものづくりの面白さを知ってもらう授業内容を考えることは難しかったですが、いい授業ができそうなので私たちを中学校へ呼んでほしいです。
【店舗設計班】
新規オープンするうどん屋さんから依頼を受け、居ぬき店舗の改装設計案、カウンターや椅子など店舗家具の改修、新規製作、現場取付けを行いました。実際に営業をする店舗の改装の一部に携わり、ものづくりに対する責任感や達成感を味わうことができました。
【鉄筋班】
技能検定3級【鉄筋組立】に挑戦しました。建築物の基礎部分の配筋を図面通りに組み立てる試験です。最初は、試験時間内に組み上げるのは大変でしたが、仲間と試行錯誤しながらタイムを縮めることができ、試験当日も全員が時間内に完成させることができました。