今年度、建築科の授業で取り組んだ課題研究の内容を紹介します。
課題研究とは、3年生が一年間各班のテーマに沿って自主的に活動を行うもので、7つの班を編成し学習していきました。各班の取り組みの様子を紹介します。
【FP班】
ファイナンシャルプランナー3級受験と校内営繕を行いました。FP3級には合格できませんでしたが、日頃の感謝を込めて駐車場の白線引きや校内の蛍光灯交換や掃除など校内営繕を行いました。
【コンペ班】
班員5名全員で『建築甲子園』というコンペに参加し、長崎県代表に選ばれ、全国大会で奨励賞を受賞しました。いろいろな壁にぶつかりながら建物を設計する難しさを感じましたが、同時に建築の楽しさややりがいも知ることができました。
【椅子製作班】
先輩方が始めた椅子製作を引き継ぎ、今年度は組み立てと販売を行いました。工業展の際には購入者が嬉しそうに椅子を持って帰られる姿を見て、ものづくりが人の役に立っていることを実感しました。
【針尾無線塔模型班】
2020年4月より2年7ヶ月かけてつくった「針尾送信所」の縮尺1/300の巨大ジオラマ。試行錯誤の連続でしたが、人の役に立つ人の為になるものづくりができ、無事に完成し佐世保市に引き渡すことができました。ジオラマは針尾送信所の電信室に設置してありますので、是非ご覧ください。
【鉄筋班】
技能検定3級(鉄筋施工・鉄筋組立て作業)の資格にチャレンジしました。学科と実技の試験があり、特に実技の練習に時間を掛けました。鉄筋の結束技術は、職人さん並みに上達しました。
【模型製作班】
近代建築の巨匠とよばれるミース・ファンデル・ローエ、ル・コルビュジェ、フランクロイド・ライトの代表作の模型作りに取り組みました。寸法がわからないところが多く、苦労しましたが、班員と協力し3つの模型(ファンズワース邸、サヴォア邸、CAD検定の住宅)を完成させることができました。
【木工班】
家具製作、建築大工技能検定2級、型枠施工技能検定3級と3つのテーマで活動しました。家具製作では今年度新しく更新されたCAD室の下足箱の製作を行いました。各技能検定では課題研究の時間だけではなく早朝や休日を利用し、取り組みました。