12月16日(木)に本校3年生がこれまでの地域探究活動を小値賀町議会で発表する「卒業レポート発表会」を実施しました。
本校の地域探究活動は「地元小値賀町が抱える課題を分析し、解決策を議会と町に提案することで、キャリアプランニング能力や課題解決能力を養う」ことを目的としたものです。生徒たちは1年次より試行錯誤を繰り返しながら協力し合って研究を進めてきました。
今年度は3つのグループがそれぞれの研究テーマについて発表を行いました。
(1)防災班「プロジェクトB 防災意識を高める」
町民の防災意識を高めるための防災食レシピを考案し、自分たちで「防災のてびき」の作成しました。
「てびき」にはレシピに加え、非常時の備えについても詳しく掲載しています。
(2)民泊班「OJIKA no ほ。」
古民家ステイと民泊を掛け合わせ、島民全員で観光プランを分担する新しい観光事業を考案しました。
観光によって小値賀の魅力を伝え、観光客・移住者を増やすことで人口増加につながってほしいです。
(3)産業班「角取りGメン 牛の角を活かして」
町内で廃棄されている牛の角を観光客向けの新たな商品として活用し、産業の活性化につなげたいと考えました。
小値賀で確保できる牛の角の数は限られているため、加工の仕方やPR戦略がカギになると思います。
また、今回の発表会には本校のアイランドチャレンジ事業アドバイザーであられる中島洋様にもお越しいただきました。
中島様からは「自分たちでしっかりと議論して研究を進めてきたということが伝わってくる発表だった。『私たちにできること』を基盤にして考えているから、聴いている人の心に響く提案であったと思う。」とのお言葉をいただきました。
これまでにインタビューや体験活動などで島内外の多くの方々にご協力いただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。