12月11日(火)、1学年理数科は長崎総合科学を訪問しました。
「造船技術シミュレーターによる船の建造体験」では、日本の造船の歴史や長崎県の造船業に関する講義を受け、造船技術シミュレーターという機器を使って溶接作業を模擬体験しました。この機器にはバーチャルリアリティー技術が用いられており、火花が散る様子や音も再現されていて、体験者は実際に溶接をしている時と同じ感覚を受けることができます。また、操作における左右・上下のぶれの程度や速度など、自分の技術レベルがデータで表示され、何度も練習を重ねることによって技術の向上につなげることができるそうです。
また、「振動や音って見えるの?」という実験では、音波を用いた3種類の実験を行いました。発泡スチロールの微粒子が入った筒状の容器内に音を発生させ特定の周波数の音で最も大きく振動する様子を見たり、金属の棒に衝撃を与えることで金属中の音波の速さを測定したりしました。
今回の体験学習を通して、探求心を養い、視野を広げることができました。また、物理学や工学についての興味関心も高まりました。