佐志岳自然観察会
対 象 理数科2年16名
実施日 平成30年10月24日(水)実施
場 所 平戸市南部の佐志岳(347m)
講 師 自然観察指導員 邑上 益朗(むらかみ ますお)
観察地の佐志岳は、西海国立公園の第2種特別地域に指定されていて、かつて放牧地として利用された草原が広がっています。現在は、放牧としての利用はありませんが、毎年2月に行なわれる野焼でススキ-メガルカヤ群集が維持され、貴重な草原性の植物が見られます。一行は、途中や山頂の安山岩の岩場で平戸固有種のイトラッキョウや氷河期の大陸との関係を示すチョウセンノギクの他、イブキジャコウソウ、ツクシトウキなどの希少植物を観察しました。
植物の専門家である邑上先生からのこうした植物の観察とレクチャーを通じて、平戸南部の地質や植生の成り立ちと火山活動、氷河期との関わりなどダイナミックな時間の流れを感じる貴重な機会となりました。
その後、学校に戻り学んだ植物を再度確認したり、グループごとにまとめ発表を行なうなどして、平戸の豊かな自然体験と学びで充実した1日となりました。