令和元年度卒業の松下翔紀さんが来校し、2・3年生対象に、ご自身の高校時代の過ごし方や大学での取組について話してくださいました。高校在学中は陸上部に所属し、インターハイ600mで全国制覇するなど、輝かしい足跡を残した松下さん。大学に入学してもストイックに自己管理し、伸び悩んだ時期も挑戦する気持ちを失わず、最終的には西日本インカレ400mで5位という大躍進につなげました。心がけたことは、時間を厳守することや心をこめた挨拶など人としての基本。学業にも手を抜かず取り組んだ結果、今年は見事壱岐市役所の行政職にも採用が決まりました。自分の軸を常に見つめ、決めたことを強い意志でやり抜いてきた、ぶれない人が持つ芯の強さと誠実な人柄を感じさせる講演でした。
生徒たちは先輩の話に時々頷いたり、不安そうな顔を覗かせたり、その様子は教員の話を聞くときよりも真剣に見えました。3年生は今からあと数か月後に歩み出す新生活に向けて、2年生は自分の進路をいよいよ明確にしていく3学期(3年生0学期と昔から言います)に向けて、自分はどう生きていこうかとよりリアルに進路を考える機会となったのではないでしょうか。