進路先:福岡女子大学国際文理学部 国際教養学科
私は中学生の頃から大学進学を目標に学校生活を送ってきました。松浦高校に入学してからもその目標は変わることなく、常に受験を意識していました。大学受験において推薦入試での受験も考えていたので、志望大学の評定基準に達するよう、1年次から頑張りました。英語と古典は予習、数学は復習と、教科ごとに勉強方法を変えたり、授業の2,3分前に前日のノートを見返したりするなど、試行錯誤しながら部活動との両立に取り組み、テスト期間中で部活動がない時には放課後に友人と勉強しました。私は数学が苦手だったのですが、何度もテスト範囲の問題を解き、わからないことはすぐに先生に質問することで、不安や苦手を解消していきました。また、テスト期間でなくても一日一問解いて先生に添削してもらうなど毎日コツコツ積み重ねました。数学も含め全教科において、どんなに些細な質問にも丁寧にわかるまで教えてくださる先生方に何度も助けていただきました。質問をするという習慣は、受験勉強が本格的になってから大いに役立ちました。部活動で放課後や休日は忙しかったのですが、移動中や待ち時間などすきま時間も逃さず、単語帳を開き勉強しました。部活動と学業の両立は本当に大変でしたが、家族や先生方のサポートを受け、最後までやり遂げることができました。
本格的に受験生としての生活が始まると、早朝・放課後の補習はもちろん、土・日も補習や模試、自習などでほぼ毎日登校していたので、受験期間中は自宅を息抜きする場所だと決めて、学校での授業や補習、自学に全力を注ぎました。推薦入試で利用する科目を中心に過去問を解いて、解説を書き込むということを繰り返しました。覚えられないことは付箋に書いて机の目の前や筆箱などに貼ったり、登下校中に確認できるようにメモに書いたりしていました。また、苦手な理系科目は同じ問題を何度も解き、同じような問題が出題されたときに点数を落とさないことを意識しながら勉強しました。
私は志望校を高校1年生の冬に定めました。早めに目標が決定したことで勉強に対する意欲も落ちることなく、継続させることができたのだと思います。しかし、大学卒業後のビジョンが固まっていなかったため、推薦入試の面接練習では内容の薄さと浅さを指摘されました。何度も自分自身を見失い、投げ出したくなりながらも、最終的には自分の軸となる目標にたどり着くことができました。今となっては悩んだ時間は私にとってなくてはならない重要な時間だったと断言できます。
まつナビでは限られた時間のなかで進路実現に直結した活動ができ、有意義な時間を過ごすことができたと思います。多くの協力を得ながらも、自分たちで実現できたという事実は自信につながり、面接でも動じることなく答えることができました。受験での反省点としては、併願校を定めるのが遅かったということです。推薦入試のための面接練習を重ね、徐々に目標が明確になっていくなか、夏の時点で定めていた併願校とは異なる学校が候補に挙がりました。共通テスト後、対策を始めましたが、出遅れてしまいました。学校ごとに対策は異なります。早めに調べておく方が良いと思います。
これから受験を迎える皆さん、今、思い描いている大学に本当に行きたいのであれば、どんなに模試の結果が悪くても最後の最後まで貫き通してください。そして目標実現のための努力を惜しまず、遠慮せず、突き進んで、時々自分自身を振り返ってください。必ず終わりはきます。頑張っている自分に誇りを持って、感謝を忘れず、取り組んでください。私も夢に向かって頑張り続けます。