令和2年度第2回手話学習について(報告)
2021年10月27日更新
令和2年9月2日(水)に、高等部で第2回手話学習を実施しました。
今回は、『相手に伝えるための表現力の向上』をテーマとして、四つのグループに分けて実施しました。
【Aグループ】
日常生活の中で多用される言葉を手話で表現すること、どうしたら分かりやすい手話表現になるか考え、表現を工夫することを目的に取り組みました。
ジェスチャーゲームでは、絵カードの内容を、手話を交えた身振りで表現しました。
また、ジェスチャーから読み取った単語を並べ替えて文章をつくり、それを手話で表現したりしました。
手話には、一つの単語に対して複数の表現の仕方があるため、一つの表現にとらわれないことが大切であるというアドバイスも受けました。
【B1グループ】
自分の手話が正しく伝わっていないことに気付いたり、自分の手話を正確に伝える際のポイントを知ったりすることを目的に取り組みました。
手話を読み取る際のポイントとして、「手話の向きで主語が誰か、何かを考える」「表情や身体の動きを見て、感情や気持ちを想像する」
「口の動きを見て、話の内容を正しく読み取る」「わからなかったり、はっきりしなかったりしたときは質問して、わかるまで確認する」ことなどを学びました。
また、手話で表現する際のポイントとして、「手話の向きに気をつける」「表情や身体の動きを大きくする」「手話だけでなく、口も動かす」
「相手の表情を見て、わかっているかを確認する」ことなどを学びました。
【B2グループ】
学校生活の中で多用される言葉を手話で表現することや、相手に伝わりやすい手話表現にするための工夫を目的に取り組みました。
「とる」という単語の場合、「水分をとる」「写真をとる」では意味が異なるように、手話の表現の仕方も異なるということを学びました。
活動の最後では、本時で学んだ手話表現を使って文章を考えて発表しました。
また、大きな身振りで表現することで、自分の手話が、相手により正確に伝わることを学びました。
【Cグループ】
表情や体の動きを意識し、豊かな手話表現をすることを目的に取り組みました。
喜怒哀楽を伝えたり、読み取ったりする活動では、発表者の表情に注目しながら「喜」「怒」「哀」「楽」のどれを表現しているのか考えました。
また、手話のDVD鑑賞では、体の動かし方も意識して手話をすることで、より伝わりやすい手話表現になることを学びました。
【活動の様子】
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