今年も壱岐島内の未調査遺跡の発掘調査を東アジア歴史・中国語コースの1年生と2・3年の歴史学専攻生が行いました。2~3時間の少しだけの発掘体験ではなく、テントを張り、道具を準備し、掘り進めながら調査を行い、調査地の現状復旧まで行う発掘調査の全工程を経験しました。今年は筒城浜の白沙八幡宮前で実施しました。地面には土師器片が沢山落ちているので、少し掘るともっと沢山遺物が出てくるだろうと予想していましたが、掘ってみると思っていた以上に出土品がなく、更に謎が深まりました。今回の調査では、沢山の古銭が出土しましたが、その中でも清朝の「乾隆通宝」という珍しい古銭も1枚見つかりました。裏面には満州文字もしっかりと確認することができました。