去る6月1日、歴史・中国語コースの1年生(13名)と2年生の歴史学専攻生徒(4名)が壱岐島内の古墳群を巡検しました。今回は双六古墳(そうろくこふん・勝本町立石東触)・百田頭古墳群(ひゃくたがしらこふんぐん・芦辺町国分本村触)を巡り、古墳の大きさや内部の様子を直に見ることができました。また、国分寺跡(こくぶんじあと・芦辺町国分本村触)には、建造物はありませんが大きな礎石が残っています。木々に囲まれた国分寺跡は澄んだ空気に包まれており、大変清々しい気持ちになりました。
〇双六古墳について
双六古墳は長崎県内最大の「前方後円墳」であり国の指定遺跡です。6世紀中頃に築造されたといわれる古墳の内部にはとても大きな石が使われていました。九州でも2番目の大きさであり、ここから金銅製品をはじめ様々な金属製品やガラス玉などの遺物がたくさん出土したことから、非常に身分の高い人物のお墓であったことが想像できます。
普段は古墳の中に入ることはできませんが、今回は長崎県埋蔵文化財センターの方々の解説により、古墳の形や内部の様子を知ることができました。一体、あのように大きな石をどこからどのようにして運んだのか、島のどこに、どのような人が住んでいたのでしょう。