幼稚部の指導
幼稚部では、身近な人との信頼関係や共感関係を大切にした指導を基本にしています。子どもと一緒に体験したり、感じたりすることで、子どもが聴こうとする意欲・分かろうとする意欲・伝えようとする意欲を育て、日常生活の中でことばを広げることに努めています。
毎日の活動の中で、さまざまな音への気づきを促し、子どもの思いに沿った言葉かけを行います。また、幼児一人一人に応じて、音声に加え、実物や写真、身振りや手話単語等も用いて分かりやすく伝えます。幼児が、聴いて楽しい、伝え合える喜びを感じ、主体的に関わろうとする力を育てる教育を行っています。それとともに、保護者支援(保護者学習会やクラスや個別の懇談)を充実させることで、子どもへの望ましい関わり方や聴覚等に関する情報提供を行っています。
努力目標
幼稚部の日課
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
09:20~11:40 | ●朝の会 ●クラス活動 ●うんどう ●リズム ●補聴器、人工内耳の点検など | ||||
11:50~13:30 | 給食・昼休み | ||||
13:40~14:40 |
●クラス活動 ●個別の指導 ●せいさく ●帰りの会など 金曜日と月末は14:00下校です。 |
幼稚部の行事
1学期 | 2学期 | 3学期 | |
行事 |
|
|
|
※その他、誕生月には誕生会を行っています。たんぽぽ園と交流(年3回)を行っています。 |
入学式 | 歓迎遠足 | こどもの日のつどい | 交通安全教室 |
なかよし集会 | 歯磨き教室 | 水遊び | 果物狩り |
文化祭 | 体育祭 | 誕生会 | 持久走大会 |
まめまき会 | 体験入学 | お別れ会 | 修了証書授与式 |
乳幼児教育相談
乳幼児教育相談では、聴覚障害やことばの遅れなどがある3歳未満児および就学前までの地域の幼稚園や保育園に在籍している幼児とその保護者に対して、教育相談を行っています。乳幼児期の指導は「個別相談(補聴器相談も含む)」「合同活動」「保護者学習会」「生活記録」(年齢別グループ活動)などを通して行われる保護者支援が中心です。子どもへの対応やきこえとことばへの配慮について、聴覚障害やことばの発達についてなどの担当者からの助言やモデルを通した支援、「生活記録」や保護者学習会を通した支援などを個別相談、グループ活動などを通して親子の実態に即して様々な方法で行っています。長崎県では平成15年10月から新生児聴覚スクリーニング事業が始められ、新生児の相談件数も増えてきています。医療機関との連携のもと、最早期からの保護者支援および家族支援や、残存聴力の活用とことばの発達、全人的な発達を促すような支援ができるよう努めていきます。