商業科3年の濱田さんが日本商工会議所主催簿記実務検定2級に、同じく商業科3年の益本さんがＩＰＡ（独立行政法人情報処理推進機構）主催のＩＴパスポート試験に合格しました。

2人は、放課後・休日の時間を利用し、高度資格の取得を目指して勉強してきました。

【生徒の感想】

日商簿記2級に合格した濱田さん
「日商簿記２級に合格するにあたって、一番苦労したことは、問題の種類が非常に多く、安定した点数を取るのに時間が掛かったところです。この検定の合格に必要なのは、難しい問題を解いて正解することよりも、比較的簡単な問題で確実に点数を取ることです。そのために、より多くの問題を解き、基礎をちゃんと理解して、それから難しい問題も解けるように、一つ一つの問題に取り組むことが必要です。」

ＩＴパスポートに合格した益本さん
「ＩＴパスポート試験に合格するために、努力したことは、限られた時間を有効に活用したからです。隙間時間にスマホやタブレットで過去問サイトを利用して、問題演習や用語を覚えるなど取り組みました。難しい用語などは、その意味を一緒に覚えることで、忘れないように努力しました。」

日商簿記2級は、商工会議所が実施する簿記の検定試験の一つで、経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つです。簿記2級のレベルは高度な商業簿記・工業簿記（原価計算を含む）を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるスキルです。

ITパスポートは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。新しい技術（AI、ビッグデータ、IoT など）や新しい手法（アジャイルなど）の概要に関する知識をはじめ、経営全般（経営戦略、マーケティング、財務、法務など）の知識、IT（セキュリティ、ネットワークなど）の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる“IT力”が身につきます。